激安 100円または1ドルで楽しめるパイプオルガンコンサート【横浜みなとみらい】
- 横浜みなとみらいのオルガン・1ドルコンサートは1998年6月にスタートした既に約20年(200公演以上)も続くクラシック・コンサートです。入場料は格安の100円、もしくはその名の通り1ドルなのですが・・・米ドル以外の硬貨(ドル)でもOKのようですね。現在(2017/4月)の為替レートでは米ドル:108円や豪ドル:82円は問題ないとして、香港ドル:14円や台湾ドル:3.6円まで使えるのでしょうか?確認してみたいところですね。
- 1ドルコンサートは、多くの市民がクラシック・コンサートに親しめるよう基本ランチタイムに開催して、クラシック初心者でも無理なく楽しめる演奏時間(約40分)を設定しています。予約制ではありませんので、席数(2020席)がいっぱいになると入場できません。尚、ランチタイム以外に夜間の部(2017年は4月、10月)もあるようです。
【パイプオルガン:ルーシー】
- 大ホール舞台正面に設置されたアメリカのC.B.フィスク社製のパイプオルガンは、光を意味する「ルーシー」という愛称で呼ばれています。ルーシーは、港町のオルガン工房で製作され、船で海を渡り港町・横浜に運ばれてきました。輝くような明るい音色を奏でるオルガンで、カモメや船の帆など横浜にちなんだモチーフが各所に施されています。
- このルーシーがみなとみらいの主役なのですが、手回しオルガンのオルガネッタ。木製のパイプから音を出す仕組みのポルタティフオルガン、その他ピアニカにも似た小さなパイプオルガン等々多種多様なオルガンが置かれています。演目によってはまさにオルガン尽くしの演奏が楽しめるのかもしれませんね。
- 4月21日(金)第207回&夜1ドル デーナ・ロビンソン&ポール・テーゲルス 魅惑のオルガンデュオ!
- 5月31日(水)第208回 石川優歌 祈りのかたち【インターンシップ第15期修了記念演奏会】
- 6月14日(水)第209回 勝山雅世 ジューン・ブライド
- 8月11日(金)第210回 中田恵子 光のオルガン・ルーシーへ、想いを寄せて
- 10月30日(月)第211回&夜1ドル マイケル・クラインシュミット 想いでの地、ヨコハマで
- 11月29日(水)第212回 三原麻里 光を探しに
2018年
- 1月24日(水)第213回 吉田仁美 包み込む響きが織りなす情景
- 3月23日(金)第214回 荻野由美子 光に満ちて
【考察】
- 1ドルオルガン・コンサートは、たったの100円に対してとてつもなく大きな価値を提供しているサービスだと感じます。100円で2000人が入場しても売上額は20万円にしかなりません。演奏者の講演料どころか交通費程度の金額です。ビジネス的には大赤字になりますので、やはり明確な「公共サービス」だと判断しています。
- これまでこのサイトで公共サービスをとりあげたことはありませんが、ユーザーが受ける100円に対する対価はビジネスサービスとは比べ物にならない大きなものだと思います、賢いユーザーは使わない手はないと思います。
- 想像するだけで、ホール全体に響き渡る荘厳なパイプオルガンの音色が聞こえてきます・・・日常から切り離された大きな安らぎと感動を与えてくれることでしょう(たったの100円で)。遠方にはなりますが、1度は足を運びたいと考えています。残念ながら今現在、横浜でしか受けられないサービスということになりますが、同様/同類のサービスが全国に広がることを期待しています。(あなたの広告1クリックが募金として世界の恵まれない子供達に届きます)