ヒゲ剃り替刃定期配送サービス 激安 100円/月~「Tokyo Shave Club」
「髭剃り市場の現状」
スーパーやドラッグストアのひげ剃りコーナーに行くと、GillettとSchickの商品だけで埋め尽くされた商品棚をどこに行っても見かけます。一説によるとこと2つのブランドだけでひげ剃り市場の80%以上を占めているとのことです。私もGillettの商品を愛用していたのですが、替刃があまりに高額なために、購入を躊躇することがしばしばありました。よって1つの替刃を1ヶ月使用し続け・・・まだ使えるから2ヶ月使し・・・明らかに切れ味が落ちていることを認識しながら3ヶ月以上も使用し続ける、なんてことはざらにありました。皆さんはいかがでしょうか?
髭剃り本体は低価格なのですが、非常に高い利益率の替刃(消耗品)を販売することで利益を得る大手髭剃り業界のビジ ネスモデルが透けて見えます。プリンタや複合機が本体を赤字で出荷しても、インクやトナーで大きな利益を産んでいるビジネスモデルと同じだと思います。
「Dollar Shave Club」の登場
このような状況に一石を投じたのがアメリカで創業した「Dollar Shave Club」です。その名の通り、Dollar=1ドルで、Shave=髭が剃れる、Club=会員制サービスです。Dollar Shave Club=髭剃り定期購入サービスは話題を呼び、2012年の創業から4年で売上220億円、会員数も320万人までに急成長を続けています(2016年Unileverが買収)。Gillett(P&G)とSchick(Edgewell)がひげ剃り市場のみで1000億円以上の広告費を毎年使用しているのに対し、Dollar Shave Clubは制作費50万円のYoutubeプロモ動画で対抗しました。創業者自らが演じたGillettやShickを皮肉ったユニークな動画が大ヒットしたことから、特に若者の間で知名度を高めることになり、髭剃り定期購入サービスが市場に受け入れられることになりました。
「日本にも同じサービスが欲しい」
アメリカで大ヒットした「Dollar Shave Club」の日本版が「Tokyo Shave Club」です。コンセプトは両社同じだと思います。無駄な広告費は一切使わず、メーカー直接仕入れで流通経費を極限まで抑え、低価格で高品質なサービスを提供するしくみになっています。サービスラインナップもほとんど同じですね、替刃の枚数によって月額料金が違うしくみになっており、「Dollar Shave Club」が1ドル~を売りにしているのに対し、「Tokyo Shave Club」は100円~(但し送料別)を訴求しています。替刃もDORCO社の高品質なカミソリを使用しており、特に6枚刃はDORCO社の特許技術により生み出された最高の製品だと思います。
『Tokyo Shave Club』のサービスラインナップは以下の通りです。
①プレミアムプラン: 6枚刃カミソリ、替刃3個、月800円(送料無料)
②スタンダードプラン: 4枚刃カミソリ、替刃3個、月600円(送料無料)※準備中?
③シンプルプラン: 2枚刃カミソリ、替刃4個、月100円(+送料250円)
6枚刃のプレミアムプランでも替刃1個の価格は200円代になりますので、業界大手の4枚刃や5枚刃に比べ半分以下に抑えられるのかもしれません。
「考察」
業界の常識を覆すことにチャレンジする「Dollar Shave Club」や「Tokyo Shave Club」を大いに応援したいと思っています。個人的には6枚刃のプレミアムプランの定期購入に登録しました(まだ商品は届いておりませんのでレビューは控えさせていただきますが、ネット上では6枚刃の評価が極めて高いと感じています。)
カミソリ業界は「Tokyo Shave Club」のようなスタートアップの台頭で、業界のビジネスモデルやユーザーがカミソリに
抱く印象さえ大きく変える可能性を秘めています。日本での「Tokyo Shave Club」の今後の展開に期待したいと思います。
<補足>
「Tokyo Shave Club」では、友人を紹介すると人数に応じて無料期間が長くなる「紹介特典」があります。
これも広告費を抑えるための口コミ営業的な仕組みなのですが、登録時に紹介IDのボックスが現れます。ここに紹介IDを入力すれば入力されたIDの持ち主のサービス料が下がるという仕組みです。
ちなみに私も「Tokyo Shave Club」を紹介するブロガーのIDを入力して登録しました。これが数珠つなぎに広がれば無駄な広告を打つ必要もないわけですね。
・3人紹介: 1ヶ月間無料
・10人紹介: 6ヶ月間無料
・100人紹介:20年間無料
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